魚の骨とテッセン

昨日の昼食時、魚の骨が喉に刺さってしまった娘。

一日様子をみたけれど、自然に取れる気配もなく・・・かなりストレスになっているようなので、今朝耳鼻咽喉科へ。

優しいおじいちゃん先生が、ものの3分で取ってくれました。(扁桃腺のあたりに刺さってたらしい)

あれこれ我慢するより、プロにお願いするのが早いな!と実感しました。

 

ちなみに写真は、日々お世話になっているお寺さんのテッセンの花。

植物を生かす名人・Kさんが手塩にかけて、毎年見事に咲かせておられます。

紫の色合いが、本当に好き!(*^^*)

 

で、なぜ魚の骨の話にテッセンかというと・・・中医薬の教科書に

【諸骨が喉に刺さった時に、煎じて飲むべし】

とあるのが、テッセンの根を使った生薬『威霊仙(イレイセン)』だから。

何故効くのか?は、教科書によってまちまちで、

『骨の軟化効果がある』

という記述と、

『咽喉部の筋肉を蠕動させて、刺さった小骨を抜く』

というものがあります。

 

いずれにせよ、

喉に魚の骨がささった時の威霊仙とか

しゃっくり対策の柿蒂(シテイ 柿のヘタ)とか、

日々の小さな『困った!』にも対応する生薬を発見してきた昔の人は、スゴイ!

 

追伸

『威霊仙』って、霊験あらたかそうな凄い名前。(笑)

『どやーっ!スゴイやろ?』な感が伝わってきません?

生薬のネーミングって、結構面白いのが多いんですよね〜。

リアル講義、最高!

この前の日曜日は中医薬研究会の定例会で、久々のリアル開催でした。

講師は中医師の何(ふ)先生。

先生のお話は、中医学の大きな世界観が感じられて、とても好きです。

講義の中に出てくる症例のお話も、とてもドラマがあって、夢中で聞き入りました。

講座の後も、新幹線のお時間ギリギリまでカフェで質疑に答えて下さり、本当に感謝です。

Zoomも便利だけれど、やはり生の講義が最高!!(*^^*)

今日はチャグチャグ馬コ

今日の盛岡は、『チャグチャグ馬コ』の日。

農耕馬に感謝する伝統行事で、200年以上の歴史があります。

色鮮やかな装束で着飾った馬たちが、鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの約14キロを4時間程かけて行進するんです。

チャグチャグ馬コの鈴の音は、「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

私の通った小学校は行進ルートのすぐ近くだったので、皆で見学するのが恒例でした。

(そして後日、図工の時間に必ずチャグ馬の絵を描かせられる)

ふだん頑張ってくれている農耕馬に感謝する行事なんですけど・・・幼心に、

『この暑い中、重い衣装を着させられて、歩かされて・・・馬からすると迷惑なんじゃないかなぁ・・・?』

なんて思ってました。(^_^;)

 

今年はふと気が向いたので、久々に子供たちとビッグルーフまで見に行きました。

思いがけず、沢山の屋台や催し物が出ていて、子供たちはそちらの方に目がランラン♬

 

私的には、撮影のためにビッグルーフに残ってくれた馬の親子が可愛かった!!

辛抱強く人間の写真撮影にお付き合いするお母さんの足元で、スヤスヤ眠る仔馬さん。

『そろそろ起きねばなぁ・・・。』
と仔馬に話しかけながら
頭を優しく撫でるおじさんのお姿が、なんだか温かくて。

『その仔、何歳なんですか?』お聞きすると、まだ生後20日なのだとか!

そりゃ、くたびれちゃうよね。(^_^;)

朝はめっちゃ元気に跳ね回っていたそうで、『電池が切れたようにパタっと寝落ちしちゃうところは、人間の乳幼児と一緒だなぁ』と、なんだかキュンキュンしちゃいました。

お馬さんたち、今年もお疲れ様です。

思いがけない再会

先日、私にちょっとしたミラクルが起こりました。

 

それは、息子の部活の練習試合でのこと。

少し遅れて会場に入ると、すでに他校の試合が始まっており、その学校の顧問らしき先生の熱烈な激励が聞こえてきました。

その声を聞いた瞬間、「ん?」と心に引っかかりました。

「この声・・・知ってる!!えっ?えっ?これってもしや・・・・。」

ドキドキしながら声の主をたどると・・・やっぱりーっっ!!

ハイ・・・私の中学時代の恩師でした。(*^^*)

(しかも現在の勤務先は、私が大好きなお寺さんのすぐ近く)

 

この先生の授業はとにかく面白くて、毎時間ワクワクしながら授業にのぞんでいました。

HRや学校生活の様々な場面で語られるお話も、心の琴線に触れるものが多くて。

めちゃくちゃ熱く、感情豊かな先生で、本当に大好きでした。

当時、部活内のいじめで精神的にキツかった私にとって、「先生の話が聞きたい!」というのが、学校へ行く唯一のモチベーションだったかもしれません。

 

あれから28年。

たまに当時を思い出すたび、「先生、今頃どうされているのかなぁ・・・。いつか、お会いしたいなぁ。」と思っていたんです。

そして先日・・・ついに会えた!!

もう、宇宙ってば、なんて粋な計らいをしてくれるんでしょう!(*^^*)

(そういえば数年前には、小学校の時に好きだった先生とも「娘の担任の先生として再会!」というミラクルがありました)

 

「どんなに荒唐無稽な願いでも、まずは宇宙にオーダーしとけ!もし、それを宇宙が『是』とするならば、必ずやベストなタイミングで、叶えてくれる!」

これが私の信条です。

『願いが叶うまでの道筋が、私の小さな頭では全く思い浮かばなくても・・・時が来たら、思いもよらない道筋で叶えられた!』・・・という体験を、これまで沢山させてもらいました。

実現のタイミングは宇宙まかせなので、タイムラグに多少やきもきすることもありますが。(^_^;)

私には、特別なものが視えたり聴こえたり・・・のような能力はほぼ皆無。

でも、宇宙に投げかけていた問いや願いの答えが、様々なかたちで降ってきてくれるのは、わかる!

それをキャッチする瞬間がたまらなく嬉しく、幸せを感じます。(*^^*)

旬のものをいただく幸せ

先日、掘りたてのタケノコを頂きました!

当日はそのままグリルで焼いて、マヨネーズでパクリ。

翌日はタケノコご飯で頂きました。

噛みしめた時にふわっと感じる旬の香りが、最高のごちそうです。(*^^*)

ちなみにタケノコって、実はいろんな効能があります。

★疲労回復に効果のある『アスパラギン酸』入り! → 身体がだるい時、重い時にオススメ!

★鬱々した気分をスッキリさせる!

★ほのかな苦みが胃腸の働きを活発にし、消化を助けてくれる!

★炎症をしずめ、咳や粘っこい痰を改善してくれる!

★ストレスで胸がつかえる感じを、スッキリさせるさせる!

★食物繊維が豊富→便通を良くしたり、コレステロールの排泄にも効果あり!

タケノコ・・・スゴイっ♬ヽ(=´▽`=)ノ

ただし、食べ過ぎると消化が悪くなってしまうので、『適量をゆっくりよく噛んで食す』のがオススメ。

普段からアレルギー傾向や皮膚疾患のある方も、どうぞ控えめに。

タケノコは、『ぐんぐん成長するエネルギーを秘めた、精が強い食べもの』と言われています。

そこに、

*採って下さった方

*下処理して下さった方

*お福分けにと持ってきて下さった方

の温かさが加わり、私にとっての

スーパー元気ごはんになりました!

元気を沢山チャージしたので、明日からも頑張れるーっ!(*^^*)

 

私の充電スポット

昨日は数ヶ月ぶりに、お寺さんの畑作業をお手伝いさせて頂きました。

私にとって一番、エネルギーの充電ができる場所です。

広い畑で風にふかれながら、

お日様を感じ、

鳥の声に耳を澄ますひとときが大好きです。

フカフカの土のにおいを、思いきり吸い込みました。

 

もっとも、私は自分を「たまに孫に会って『可愛い、可愛い!』と言ってる祖母」みないなもんかな(^_^;)・・・と思ったりもします。

様々な天候に対峙しながら、日々畑のお世話をする皆様(←まさに畑の親ですね)には、本当に頭が下がります。

夏・・・ここに一面に実るとうもろこしは、壮観です。

(そして、最高に美味しい♬ 今年もKAN薬舗の店頭に登場するかも?)

学術シンポジウム

先日、初めて幕張メッセへ行ってきました。

目的は、【アジア太平洋地域中医薬サミット】と【日本中医薬研究会の学術シンポジウム】。

最先端の皮膚科の中医治療や、鍼灸、薬膳の講演が、一日かけてみっちりと!

頭はパンパンですが、良い刺激になりました。(*^^*)

そしてなにより、普段はなかなか会えない

★中医師の先生方

★全国でご活躍中の大先輩方

★イスクラ研修塾時代の同期の仲間達

等々・・・大好きな方たちと沢山会えて、話せて、めちゃくちゃ嬉しかったです♬

コロナ禍以降、様々な勉強会がZoomになって、『家に居ながらにして様々な講義が受けられる』のは恩恵なんだけれど・・・

でもやっぱり、リアルに会って、話して交流できるのは、何にも得難い収穫があります。(*^^*)

 

 

そして幕張メッセ2日目は、症例発表会。

なんと今回は、発表者の側で参加させて頂きました。

『経験豊富な先生方を前に発表するなんて・・・。』

と、発表が決まった一ヶ月ほど前からドキドキしまくりでしたが・・・前日から先生方や友人達から温かい励ましを頂き、なんだかしみじみ幸せを感じました。

当日も、先生方がにこやかにどーんと構えて下さっていたお陰で緊張がほぐれ、胸を借りるつもりで精一杯出し切りました!

本当に貴重な体験をさせて頂いたと思います。

 

尊敬する先生方や、大好きな友人たちと過ごせた2日間は、本当に嬉しさと感謝の密度が濃い時間でした。(*^^*)

 

映画「生きる」

昨日は娘と、映画『生きる』を観てきました。

黒澤明監督の名作のリメイクです。

私が尊敬している方からの熱いレビューを聞き、思い立ったのが昨日の朝。

その後、速攻で映画館へ。

 

詳細は割愛しますが・・・・最高でした!

映画館を出てからも、場面を思い出すたびにボロボロ泣けてくる映画は、今回が初めてです。

 

主役のビル・ナイさんがまた、素晴らしかった!!

紳士的だけれど無機質な表情の序盤、

優しい眼差しや、死を目前にしての逡巡をたたえた中盤、

強い志を秘めた終盤・・・

それぞれの表情に、胸を掴まれました。

『私はこの命を、何に燃やしていきたいのか?』

『私は生を、完全燃焼しながら生きられているのか?』

日々、そんな事をちょこちょこ考える私にとって、

『生きることなく、人生を終えたくない!』

そんな主人公の言葉が、切実に響いてきました。

 

ちなみにこの作品は、トルストイの著書が元になっているそうです。

トルストイ(ロシア)の著書に着想を得た黒澤さん(日本)が映画を作り、

それを南アフリカ出身の監督がイギリスで映画をリメイク・・・という、なんとも国際色豊かな流れがあります。

国境を越えてリレーのバトンのように繋がっていることが、なんだか感慨深いです。

それだけ、この映画の根底にある『人生の教え』が、時代や人種を越えて人の魂に響くということなのでしょうか。

たぶんこれから先も、折に触れてこの映画の場面や言葉たちが心に蘇るんじゃないかな・・と思います。

観に行って良かった!!

旅するシンシン①〜石割桜〜

盛岡の天然記念物・石割桜が満開です。

今年はシンシンを連れて行ってみました。

せっかく地元・盛岡が、ニューヨーク・タイムズ紙の『2023年に行くべき52カ所』の第2位に選ばれたのですから、盛岡の素敵なスポットをご紹介できたらな〜♫と思いまして。

(地元民が一番、『何故、盛岡が⁉』と疑問に思ってる感もありますが。(^_^;))

これから時々、盛岡のおすすめスポットをパンダのシンシンと共に巡り、写真をアップしていこうかと思います。

読んでくださる方が、ちょっとした旅気分を感じて頂けたら嬉しいです。

 

ちなみに石割桜とは・・・

盛岡市内のど真ん中・地方裁判所前にある桜の木です。

樹齢はなんと、360年以上!

特筆すべきは、周囲21メートルの『巨大な岩を割って』エドヒガンザクラが生えているところ。

大正12年(1923)には、国の天然記念物に指定されています。

 

余談ですが、私の大好きな浅田次郎さんの『壬生義士伝』にも登場します。

主人公の吉村が言っておりました。

「盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。

盛岡のこぶしは、北さ向いても咲ぐのす。

んだば、お主らもぬくぬくと春ば来るのを待つではねぞ。

南部の武士ならば、みごと石ば割って咲げ。

盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。

春に先駆け、世にも人にも先駆けて、

あっぱれな花こば咲かせてみろ!」

高校卒業後、初めて盛岡を出た年に読んだ『壬生義士伝』。

郷土愛をめちゃくちゃ駆り立てられました。

卒業式前夜に・・・捻挫!

昨日は娘の卒業式。
『久々に着物を着よう!』と思い立ち、1週間ほど前から準備してた私。
ところが式の前日、実家の階段で足を踏み外し、足を捻挫。

私のバカーーっっ!!😭

・・・・・・とはいえ、やっちまったものは仕方ない。😑
『自分の足元をしっかり見なさい』
という天のメッセージだととらえ、気を取り直す。
着物は断念して、店のアイテムで応急手当て。

速攻での対応が功を奏したのか、あまり腫れず、痛みもほどなく薄くなり、無事にお式にも出席できました。

アイテムたちに感謝!
着物は入学式にリベンジ!(なるか⁉)